走行会に行ってきました

みなさんこんにちは!

 

三重大学 電気自動車研究会です。

2019年6月17日に鈴鹿サーキットで行われた「2019 Ene-1 チャレンジ」の走行会に参加しました!

 

今年度は、昨年12月に巻き直したモータを、2018年度大会の車体に搭載して挑みました。

今回の走行会の目的は

  1. モータ巻き直しの効果を見る
  2. 新しく作成したデータ計測器を利用・動作確認する
  3. 電池のはんだ付けの効果を見る

の3つでした。

 

 

走行会の結果報告

走行会は午前の部と午後の部でそれぞれ90分ずつ走る時間が設けられています。

本番ではラップごとにピットインする必要がありますが、走行会ではピットに戻らずに連続で走ることができます。

今回、私たちのチームは本番と同じ状態で試験を行うために毎回ピットインをする計画で1回目の出走を行いました。

 

【午前の部】

午前1回目の出走直前に、電池電圧が高すぎてモータードライバ(制御器)が動作せず、アクセルスイッチを押しても発進しないというトラブルが発生しました。

走行時間が削られましたが、電池を制御器が作動可能な電圧になるまで放電し、なんとか出走しました。

ファーストコーナーを最高速度で抜け、セカンドコーナーを立ち上がった途端じわじわと速度が落ち、ついには難所のダンロップカーブの中腹で止まってしまいました。

帰還後に電池が十分に残っていたことから、原因はモータのトルク(パワー)不足と特定されました。

改善目的で行ったモータの巻き直しが裏目に出た可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして回収車に拾われてピットにドライバーと車体が戻ってきました。

戻ってきた段階で、午前の部は時間が残っておらず、原因究明に充てることにしました。

ここで、新しく作成したデータ計測器が役に立ちました。

データ計測は問題がなかったため、走行中にどれだけの電気が流れ、どれくらいのスピードで走っていたのかなどを記録することができていました。

うんぬんかんぬん。

 

【午後の部】

電池の電圧を制御器が作動する域まで落とした後、午後の部の走行を始めました。

セカンドコーナーを立ち上がった後、午前と同じくダンロップカーブで失速してしまいました。

再発進できなかったため、回収車でピットまで戻されることとなり、

車体から降りた後、データ分析をしました。

得られたデータからは、電流制限がうまくいっておらず、電流値が制限値の5Aを大きく超えてブレーカーが落ちたことが判明しました。

原因はおそらくプログラムのバグと予想されたため、時間ギリギリまで修正作業を行い、午後2度目の出走に挑みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし今回も、再びダンロップカーブで失速することになりました。

そして、ブレーカーが落ちてしまったので再始動を数回試みました。

この動作を繰り返しながら、なんとか急勾配の坂をクリアしました。

途中もブレーカーが何度も落ちては入れなおす動作を繰り返しながら、なんとか一周しピットまで帰ってくることができました。

 

走行会を終えて…

今回、二つの問題点が露呈しました。

一つは「モーター巻き直しの効果が得られず、むしろ悪化した」

もう一つは「モータードライバ(制御器)のプログラムに問題があることが考えられる」という問題です。

 

今後の予定

出てきた問題点を踏まえて、私たちはまずプログラムの改善を最優先で行うことにしました。

モータの巻き直しは、プログラム改良後に判断を下すことにします。

決勝までに改善を行い、今年度こそは完走を目指して頑張ります!

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

追記:プログラムのバグを修正しました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA